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晴れのち曇りときどき雨

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今週の本棚 10.6~12

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恋七夜 安部龍太郎
今、日々の楽しみの中に夕刊の連載小説を読むというのが増えました。
その連載中の作家、安部龍太郎さんの本です。
10日間行われる予定が1日で終わってしまった秀吉の北野大茶湯。
京の花街・上七軒を代表する名妓・北野太夫富子と
結師・源四郎の恋に絡めた戦国時代の謀略の時代小説となっています。
まだ鍵がなかった時代、大事な宝物や書類を入れた箱に
美しく特殊な紐結びをほどこし、素人ではほどくのがむずかしく
またほどいても同じようには結べない、そういう技を持った人の事を結師と呼んでいたそうです。

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その日 信太郎人情始末帖 杉本章子
貸出中であった「その日」閉館日翌日にはひょっとしたら・・・という勘が大当たりぃ~
本の題名になっている「その日」とは、安政の大地震。
何もかもを地震は壊わすのかそれともきずなを強くするのか・・・
そしていつも人情味あふれ温かさを感じる信太郎が
大店の旦那として商売に対して決断するさま
是非是非読んでいただきたい!

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湯けむり浄土 花輪大八湯守り日記 高橋義夫
私闘を咎めらた具足術の名手・花輪大八は、勘当同然に新庄領外れの山深い湯治場
肘折温泉の湯守り役を与えられます。
湯守りとは温泉を管理する村役で、収入は湯銭と酒代のみ。
勤番の老人・勘兵衛、張番の次郎吉の助けを借りながら湯守りの毎日を始めます。
湯治場を管理する側から描いているところが面白かったかな。
すぐにかっとなる大八の性格が騒動を起こしながら成長していくさまもよいですな。

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闇の釣人 本所深川七不思議異聞 長辻象平
生類憐れみのご禁制に抵抗して釣りを続けた男女の物語です。
扇子作りの浪人や三味線の女師匠、夜鳴き蕎麦屋(そばや)が、闇の釣人の表稼業。
彼らは、怪談仕掛けで脅かして人が近づかないように工夫しながら
夜陰にまぎれて命がけの裏稼業を続けていきます。
そうした怪談じみた不思議やあやかしの話を本所深川七不思議として
釣人とそれを取り締まる役人との攻防を連作小説集にしてあります。
魚の生態、刀の知識なども挿入され面白いの一言に尽きます。
お薦めの1冊です。



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